第9回の英語教育改革セミナーが開催されました。今回は「クラスルームアクティビティーとしての
英語落語の実践」
というテーマのもと、英語落語のパイオニア的存在である文京学院大学の大島
希巳江先生にご講演いただきました。講演の後には、大島先生ご本人による英語落語の実演に加え、
参加者全員が英語小噺に挑戦するワークショップもあり、大変盛り上がったセミナーとなりました。

 講演 「英語落語がなぜ海外で通じるか」 
講演では、コミュニケーションおよび語学学習における笑いの効用や、日本文化を発信することの意義などについて、多彩な体験談・実話等を織り交ぜながらお話しいただきました。
大島 希巳江 先生:
文京学院大学 外国語学部 准教授。英語落語のパイオニア的存在で、英語落語に関する著書も多い。落語の海外公演の経験も豊富。
■英語落語実演■
【演目:動物園】
ものぐさな主人公が「楽してたくさん稼げる仕事を」と言うので紹介されたのが、動物園でトラの毛皮を着てトラになりきる、という仕事。一日ぼーっとするだけで高い日給をもらえて、「こんないい仕事はない」と喜んでいたところに、「ただいまより、トラとライオンとの対決ショーを開催します」との園内アナウンスが…さて、どうなる??



ワークショップ 「英語小噺に挑戦」
後半のメインは、参加者全員で英語小噺に挑戦するワークショップでした。用意された数種類のシナリオの中からひとつを選び、覚えるまで練習します。

練習中には、演じるにあたって役立つコツやアドバイスをたくさん教えていただきました。
そしていよいよ、聴衆全員の前で実演。1分程度の小噺といえども、英語で、しかも振りを付けて演じるとなると、なかなか緊張します。

でも皆さん、堂々と、演技力たっぷりに、アドリブも交えつつ演技されていました。
《参加者の声》(アンケートより)
「英語が苦手な学生が多く、指導に詰まってしまうことが多々ありますが、落語という日本文化と英語の融合は、楽しく面白く英語を身につけるきっかけになると思いました」(教員の方)

「今までの人生で経験したことのない新しいものに出会うことができました」(学生さん)
セミナー出席者は約30名で、今回は学生の参加も多数ありました。

ご来校、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。



 <対象>  愛媛大学教職員、英語教員、学部生、院生、および一般
 <主催>
  愛媛大学 教育・学生支援機構 英語教育センター
 <後援>  
愛媛県教育委員会、松山市教育委員会
〈参考資料〉 セミナーポスター>>(PDF) セミナー案内>>(PDF)